サイバーセキュリティはもはや保守的ではあってはなりません。脅威リサーチャは常に、攻撃者の一歩先を行くべく、未来の傾向を見極める必要があるのです。「次に何がやってくるか」を見据える人のために、「Project 2030：サイバーセキュリティの未来シナリオ」は存在します。私たちの生き方、考え方、そして世界の捉え方は、常にテクノロジの進化に左右されています。そのため、2030年の未来社会に目を向ける際には、それがまるで実体験であるかのように、包括的な視点から捉えることが重要です。
このビデオシリーズでは、2030年という近未来を舞台に、テクノロジの先端を行き、プライバシー遵守の意識が高い仮想国家「ニュー・サン・ジョバン」を描き出します。複雑性と拡張現実(AR)が日常生活のあらゆる面に影響を及ぼす世界を、主人公のジュリアと共に垣間見ましょう。ここでは市民、政府、企業、そしてサイバー犯罪者のそれぞれが、すべてがつながった社会から恩恵を受けています。とりわけ目を引くのは、人々のデータとアイデンティティに容易にアクセスできるという点です。
人々が日常的に、デジタル化された同僚や友人、さらには家族と交流する世界の中心をなすのはデータであり、何よりも価値があるものは「信念」でしょう。
