脅威が進化し、攻撃者がより熟練するにつれ、現在の攻撃から組織を守るだけでなく、将来の脅威に備えるための適切な対策が必要となります。トレンドマイクロは、30年以上の経験と、経験に裏打ちされた先見性を活かすことで、混沌としたサイバーセキュリティの世界を変革し、お客さまが現在と将来のセキュリティ課題をより深く理解し、対処できるよう支援します。
「Project 2030」が目指すのは、予想される未来を合理的かつ理性的に示すことにより、個人や企業、さらには国家が、よりきめ細かな長期的戦略の方向性を見いだせるようにすることです。作成したシナリオが多岐にわたることから、実在する1つの国の未来を予測することは現実的ではありませんでした。そこで今回は、仮想国家「ニュー・サン・ジョバン」を舞台に、あらゆる予測を行いました。これにより、未来のさまざまな可能性を1か所に集約して考えることが可能となります。
トレンドマイクロが本研究の前身「Project 2020」(2013年公開)で欧州刑事警察機構(Europol)と行った予測は十分に正確であり、サイバー犯罪の進化が予測可能であることを示していました。こうした予測は、攻撃者についてすでにわかっていることを、想定し得る技術革新と結びつけて考えることによって行われます。つまり、未来が不確かであることは誰もが認めるところですが、だからといって次なる脅威への備えを怠ることは、もはや通用しないということです。
顧客からの強い信頼。ビジネスの変革。安定した生産性。ビジネス成果というものは、うわべだけのものではありません。複雑で混沌とした世界では、そのような成果を一貫して挙げられるサイバーレジリエンスなビジネスを構築することが課題となります。そのためには、漠然としたセキュリティアラートだけでなく、目の前にある実際の脅威の全貌を明らかにし、それらを阻止することが求められます。優れたサイバーセキュリティには、先見性、明確な戦略、そして熱意が欠かせません。
このようなセキュリティ上の課題をよりよく理解し、それに対処するためには、サイバー犯罪との戦いにおけるリーダーが必要です。すなわち、アンダーグラウンドでの犯罪行為を監視して重要な洞察を見いだす組織や、インターポール、国連、FBI、米国国土安全保障省などの政府機関や法執行機関と緊密に連携するチームが必要となります。
Zero Day Initiative(ZDI)を活用しましょう。ZDIは世界最大のバグ報奨金プログラムであり、世界中の独立研究者とともに、最新の脆弱性を特定し、解決する為のものです。また、研究活動や未来を見据えた活動に重きを置く組織の力を借りましょう。そうすることで、組織や政府、産業界全体として、差し迫る脅威をより正確に予測し、備えることが可能となります。
お客さまに必要なのは、クラウド、ネットワーク、デバイス、エンドポイントの全体にわたって何十万もの組織を保護し、AWS、Microsoft、Googleなどの環境に最適化された高度な脅威防御技術を幅広く提供するサイバーセキュリティプラットフォームです。30年以上の経験と、知見に裏打ちされた先見性を活かし、当社はお客さまのサイバーレジリエンスの向上に貢献します。
トレンドマイクロはお客さまがデジタルトランスフォーメーションを安全かつ戦略的に推進できるようご支援いたします。下記のリンクから、当社ソリューションの概要をご覧ください。